2026年4月19日(日)に青山支部研究会があります。

                                        2026.3.18
       針灸気診研究会 青山支部事務局 班目健夫 嶋村朋子

会員各位
 まもなく桜の開花宣言がなされる時候ですが、都内ではまだまだ寒く、
冬の服装の方が多いのが実態です。
皆様方はお変わりなくお過ごしのことと存じます。
さて、本年度第1回目の青山支部研究会のご案内を送ります。
今回の研究会は下記の要領で開催いたします。出欠を返信願います。
参加(  ) ZOOM参加(  ) 欠席(  ) 
後日録画媒体を送ってほしい(  )

なお、今回は基礎科を開催します。
基礎科受講ご希望の方は詳細を連絡しますのでこのメールに返信する形で連絡ください。
基礎科に参加(  )  

          記
開催日:2026年4月19日(日)
開催場所:まだらめクリニック 
〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-19-14 第6経堂ビル302
当日連絡先:090-5332-1388
座禅会:10時00分開始 その後講演開始
講師:午前10時30分:小田伸悟先生:気診の脈診について
     午前11時30分:嶋村朋子:新しいシステムの構築 
   午前12時30分:班目 健夫:経別治療について

   ○午後2時30分から基礎科:初歩の遠隔気功について
講義+実技:講師:班目 健夫
基礎科の詳細は、メールで連絡しますので受講希望者は連絡ください。

午前の講演後昼食会を行います。参加ご希望の方は昼食代2,000円を振り込んでください。

会費:10,000円 みずほ銀行青山支店 (211) 普通預金口座:3231354 
口座名義:針灸気診研究会青山支部

4月10日までに入金をお願いします。
今回も対面での研究会です。
どうしても都合がつかないなどで来場出来ない場合にはZOOMでのご参加を検討願います。
入金確認後、ZOOM参加に必要な情報を送ります。
後日録画媒体を送ることも可能です。

抄録
気診による夢分流治療の経験
小田伸悟
小田整形外科医院
尿路結石の疼痛に夢分流の治療が有効であった症例を経験したので報告する。
症例は40代女性。急な下腹部痛を認め救急搬送。救急病院にて尿路結石の診断にて帰宅。
その後泌尿器科受診、総合病院紹介。あらためて尿路結石の診断にて保存的治療を勧められた。
3週間経過観察を続けるも下腹部の疼痛続き当院受診。
気診で診断すると夢分流が適応であり、腹部の膀胱経の孔穴の治療を施行した。
生来気の流れに敏感な方で、補法の治療で腹部から左優位に下肢外側に気が流れるのを感じ、
瀉法では右下肢優位に同様に気の流れを感じて腹痛が軽快するとのことであった。
腹部の夢分流の治療孔穴により両下肢の膀胱経に気が流れ、腹痛が軽快したと思われる。
夢分流の治療を続け、適応漢方を処方することにより症状が徐々に軽快していった。
経脈とは本来正経・奇経・経別を示す。気診では夢分流及び経筋を経脈と同列に扱う。
この意味が長い間疑問であったが、この症例がこの疑問に答えてくれる。
適切な夢分流の治療孔穴への治療により経脈である正経に流れが生じ、症状が軽快した。
経脈上の孔穴でなく腹部の夢分流の治療孔穴が経脈の治療に有効であった。
気診が夢分流及び経筋を経脈と同列に扱うのは、経脈上の孔穴だけでなく、
夢分流の孔穴、経筋治療の孔穴が経脈上の孔穴と同様に経脈を流し、治療効果をもたらすからであろう。
実際に夢分流の治療を経験してみて、治療効果をもたらすためにコツもわかってきた。今回はこのようなことを話したい。

新しいシステムの構築
嶋村朋子

本研究は小田が1988年に提示した標本気街治療法を対象とし、
その構造を古典および臨床所見から再検討したものである。
標本気街は『霊枢』衛気篇に記載される「標」「本」「気街」を基盤とするが、
古典における標本の孔穴配列は必ずしも一定の法則に従わない。
小田はこれを経脈と経脈の関係性のパターンとして理解し、
「標」と「本」を固定した孔穴の組み合わせではなく、
一つの本に対して十二の標が対応し得る構造として解釈した。
また小田は「本」を外邪の付着部、「標」を外邪の到達部と説明している。
本研究では気診による検討を行ったところ、本の反応は体表から浮いた位置に現れ、
標の反応は体内側に確認された。
この所見から、本は経脈外を巡る衛気の層、
すなわち体表外の気の領域に相当する可能性があると考えた。
さらに小田が等価概念として扱った「気街」について既存資料を検討した結果、
気街は局所に現れる十二正経および任督の反応の集まりとして理解でき、
奇経のあらわれとして位置づけられる可能性が示された。
以上の整理を踏まえ、小田の複雑な標本気街治療法を再構成し、
診断を脈診と様態診断に整理した新しい選穴システムを提示した。

経別治療について
班目 健夫
まだらめクリニック

 かつて演者は肩こり頭痛が持病になっていた。
頻回にマッサージを受けたりしていた。
自分で薬を処方できるようになってからは適当と考えた漢方薬のほか、
安定剤や筋弛緩剤あるいは湿布を処方していたが、さしたる効果は見られなかった。
自己流の針治療もその持病に対する対抗手段であったが、情けない程効果が乏しかった。
優れた指導者に指導していただくことを目的に、学会がある度に指導者たる先達を探しに行った。
平成4年の春には京都で消化器病学会があった。
その際に旭物療器を訪問した。
ひびき7号を偶然入手していたので使用法を聞きたかったのと、情報が得られることを期待しての訪問だった。
そこで鍼灸トポロジー学武会の情報を得た。間中喜雄先生の書画を拝見したのもこの時が初めてだった。
のちに松岡先生にお世話になるとは夢にも思わなかった頃の話である。
その後6月には大阪で肝臓学会があり、岸和田の入江先生の治療を受けた。
短時間で効果的な治療であるのは実感できたが、医師が行うには難点があると感じた。
9月には再び消化器病学会が神戸で開催され、小田先生の治療を受けに加古川に参上した。
目が醒める思いの治療だった。感激のあまり即座にご指導をお願いしたところ、
気診研究会に参加することを勧められた。
 前回のWBC決勝戦の日、左足指を骨折した。
なかなか痛みが改善せず長いこと後遺症に苦しんでいたが、
前回の研究会で伸悟先生に経別治療をしていただいたところ著効した。
これまでに経別治療を実践したことがなかったので、
この際あゆみを経別治療の観点から見直してみることにした。

基礎科:初歩の遠隔気功について
 小田式針灸術では治療法はさまざまである。
それぞれの立場から治療法を選択できるとも言える。
初心の頃には選択肢が多すぎて絶望的な気分になることがある。
そこで遠隔気功を初歩から取り上げて治療法を見直してみようと考えた。
気を取り扱うとそれに伴う悪影響もある場合があり、その対策を含めて講演・実習する予定である。

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